・前置詞を一覧で見たい!
・前置詞の使い方がわからない!
・いつ、どの前置詞を使えばいいの?
・前置詞の種類多すぎ!
本記事は、こうした悩みを抱えている方に向けた記事となっています。
どうも、さかちゃん(@SakachanEnglish)です。
今回は、僕が1週間以上かけて書き上げた【前置詞徹底解説シリーズ】の総まとめです。
覚えておきたい12個の前置詞を一覧にした完全保存版。
- in
- on
- at
- to
- for
- from
- of
- with
- by
- off
- over
- under
それぞれの前置詞をイラストを使って分かりやすく解説していくので、前置詞が苦手な方も安心してくださいね。
Contents
前置詞とは?
①The ball is in the box.
ボールは箱の中にあります。
②The ball is on the box.
ボールは箱の上にあります。
上記2つの例文では前置詞がボールの場所を示しています。
①in the box =「箱の中」
②on the box =「箱の上」
こんな感じで、それぞれの前置詞には意味があるんです。
本記事ではイラストを使って、前置詞のコアイメージを捉えられるように解説していきます!
前置詞一覧【コアイメージ・意味・使い方】
押さえておきたい前置詞12個を一覧にまとめました。
それぞれの前置詞を以下の構成で解説していきますね。
- コアイメージ
- 例文
- 例文の解説
- 覚えておきたいポイント
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!
前置詞「in」
前置詞「in」のコアイメージ
前置詞「in」のコアイメージは「~の中」です。
例文
①I live in Tokyo.
私は東京に住んでいます。
②I went there in December.
私は12月にそこに行きました。
例文の解説
①「in」は場所を示しています。
in Japan = 日本で、in Canada = カナダで
②「in」は時を示しています。
in December = 12月に、in spring = 春に
ポイント
時を示す前置詞は3つあり、以下のように使い分けます。
「at」⇒ ○○時
at 10 o’clock(10時に)
「on」⇒ 曜日・特定の日にち
on Sunday(日曜日に), on my birthday(私の誕生日に)
「in」 ⇒ 月・年・季節
in May(5月に), in 2020(2020年に), in Winter(冬に)
前置詞「on」
前置詞「on」のコアイメージ
前置詞「on」のコアイメージは「接触」です。
例文
①The ball is on the table.
ボールはテーブルの上にあります。
②He got on the train.
彼は電車に乗った。
例文の解説
①「on」は接触を示しています。
on the ceiling = 天井に、on the wall = 壁に
②「on」は乗車を示しています。
get on the bus = バスに乗る、get on the plane = 飛行機に乗る
ポイント
「get on」と「get in」 は両方とも乗車を意味します。
以下のように使い分けましょう。
get on ⇒ 船・バス・電車・飛行機など
get in ⇒ 車・タクシーなど
以下の記事で詳しく説明しているので、チェックしてみてくださいね。
前置詞「at」
前置詞「at」のコアイメージ
前置詞「at」のコアイメージは「点」です。
例文
①He is at school.
彼は学校にいます。
②He is waving at me.
彼は私に手を振っています。
例文の解説
①「at」は場所を示しています。
at the library = 図書館で、at the station = 駅で
②「at」は対象(私)を示しています。
look at ~ = ~を見る、smile at ~ = ~に微笑む
ポイント
先ほど、「in」も場所を示すと説明しましたね。
「in」と「at」は以下のように使い分けましょう。
「in」⇒ 広い場所
in Korea(韓国で)、in Osaka (大阪で)
「at」⇒ 狭い場所
at the restaurant(レストランで)、at the bus stop(バス停で)
前置詞「to」
前置詞「to」のコアイメージ
前置詞「to」のコアイメージは「対象に到着する・対象と向き合う」です。
例文
①I went to the gym.
私はジムに行きました。
②I talked with her face to face.
私は彼女と直接話しました。
例文の解説
①「to」は到着地(ジム)を示しています。
go to the park (公園に行く)、go to work(仕事に行く)
②「to」は顔と顔が向き合っていることを示しています。
key to the door(ドアの鍵)、answer to the question(質問の答え)
ポイント
「to」 と 「for」 を使い分けましょう。
私は彼女に手紙を送った
I sent the letter to her.
I sent the letter for her.
手紙は彼女まで到着しているので、「to」が使われます。
「to」 と一緒に使われる動詞
give(あげる)、send(送る)、 sell(売る)
「for」 と一緒に使われる動詞
get(手に入れる)、buy(買う)、make(作る)
前置詞「for」
前置詞「for」のコアイメージ
前置詞「for」のコアイメージは「向かっている」です。
例文
①The bus is bound for Shibuya.
このバスは渋谷行きです。
②He lived in Japan for 6 years.
彼は日本に6年間住んでいました。
例文の解説
①「for」は向かっている場所を示しています。
go for a walk = 散歩に行く、leave for Australia = オーストラリアに向けて出発する
②「for」は期間を示しています。
for 30 years = 30年間、for 4 days = 4日間
ポイント
「to」と「for」 の違いを確認しましょう。
「to」 ⇒ 向かっている方面 + 到着地を示す
「for」 ⇒ 向かっている方面を示す
以下、例文で「to」と「for」 の違いを確認しましょう。
I took a train to New York.
電車でニューヨークに行った。
向かっている方面 & 到着地 = ニューヨーク
I took a train bound for New York.
ニューヨーク行きの電車に乗った。
向かっている方面 = ニューヨーク
※ニューヨークに到着したかは不明
前置詞「from」
前置詞「from」のコアイメージ
前置詞「from」のコアイメージは「起点」です。
例文
①I’m from Hokkaido.
私は北海道出身です。
②I work from Monday to Friday.
私は月曜日から金曜日まで働きます。
例文の解説
①「from」は場所の起点を示しています。
from Okinawa = 沖縄から、from here = ここから
②「from」は時間の起点を示しています。
from the beginning of April = 4月初めから、from 9 to 6 = 9時から6時まで
ポイント
「made from」と「made of」の違いを確認しましょう。
何から作られているか見た目で判断できるとき ⇒ made of
This wallet is made of leather.
このお財布はレザーでできています。
何からできているのか見た目で判断できないとき ⇒ made from
Paper is made from wood.
紙は木からできている。
前置詞「of」
前置詞「of」のコアイメージ
前置詞「of」のコアイメージは「一部」です。
例文
①He is a member of the soccer club.
彼はサッカークラブの一員です。
②How about a cup of tea?
紅茶一杯いかがですか?
例文の解説
①「of」は彼がサッカークラブの一員(一部)であることを示しています。
a piece of the puzzle = パズルのピース、top of the mountain = 山の頂点
②「of」は量を示しています。
thousands of people = 何千人もの人、a lot of books = たくさんの本
ポイント
「of」は人の性格を表すときにも使われます。
That’s kind of you.
あなた親切ね。
It’s nice of you to say that.
そんなこと言ってくれるなんて、いい人ね。
前置詞「with」
前置詞「with」のコアイメージ
前置詞「with」のコアイメージは「~と一緒」です。
例文
①Can I come with you?
あなたと一緒に行っていい?
②I cut the vegetable with a knife.
包丁で野菜を切りました。
例文の解説
①「~と一緒に」という意味の「with」です。
with my friends = 友達と一緒に、with my father = お父さんと一緒に
②「~を使って」という意味の「with」です。
with a pen = ペンで、with chopsticks = 箸で
ポイント
「付帯状況のwith」もあわせて覚えておきましょう。
「with + ○○ + △△」=「○○が△△な状況(状態)」
He was sleeping with his eyes open.
彼は目をあけて寝ていた。
「付帯状況のwith」は以下の記事で詳しく解説しています。
前置詞「by」
前置詞「by」のコアイメージ
前置詞「by」のコアイメージは「~の近くに」です。
例文
①He is sitting by the window.
彼は窓の近くに座っています。
②I need to finish my homework by tomorrow.
私は明日までに宿題を終わらせる必要があります。
例文の解説
①「by」は場所を示しています。
by the river = 川の近くで、by the building = ビルの近くで
②「by」は期限を示しています。
by next week =来週までに、by 9 = 9時までに
ポイント
「by」と「until」の違いを確認しましょう。
以下のように覚えると分かりやすいです。
「by」=「までに」
「until」=「までずっと」
以下の記事で詳しく解説しています。
前置詞「off」
前置詞「off」のコアイメージ
前置詞「off」のコアイメージは「離れる」です。
例文の例文
①Take off your shoes.
靴を脱いでください。
②I’ll get off the bus at the next stop.
次のバス停でバスを降ります。
解説
①「take off」=「脱ぐ」
靴と足が離れるイメージです。
②「get off」=「降りる」
私とバスが離れるイメージです。
ポイント
「off」には「休止」「働いていない」といったニュアンスもあります。
Turn off the TV.
テレビを消して下さい。
He is off today.
彼は今日おやすみです。
前置詞「over」
前置詞「over」のコアイメージ
前置詞「over」のコアイメージは「覆う」です。
例文
①I put a blanket over him.
彼に毛布を掛けてあげました。
②I got over the jet lag.
時差ボケは治りました。
例文の解説
①「over」は毛布が彼を覆っていることを示しています。
a cloth over the table = テーブルの上のクロス
②「over」には「克服する」「乗り越える」といったニュアンスがあります。
get over a difficulty = 困難を乗り越える
ポイント
「over」は「数」と一緒に使われることも多いですよ。
over 40 times = 40回以上
over 5 years = 5年以上
前置詞「under」
前置詞「under」のコアイメージ
前置詞「under」のコアイメージは「~の下」です。
例文
①The book is under the bed.
本はベッドの下にあります。
②I’m under pressure.
私はプレッシャーを感じています。
例文の解説
①「under」は場所を示しています。
under the chair = 椅子の下、under the bridge = 橋の下
②「under」は状態を表しています。
under stress = ストレスがたまっている、under construction = 工事中
ポイント
「under」は「数」と一緒に使われることも多いですよ。
under 10 = 10未満
10 and under = 10以下
詳しくは以下の記事で確認してくださいね。
【前置詞】おすすめ参考書2選
前置詞を学ぶのにおすすめな参考書を2冊ご紹介します。
イメージで比べてわかる 前置詞使い分けBOOK
とにかく分かりやすいです。
イラストがたくさん載っているので、前置詞のニュアンスを視覚的にとらえることができる本ですね。
55個の前置詞を網羅しているので、とりあえずこの一冊あれば間違いないと思いますよ。
ネイティブはこう使う!マンガでわかる前置詞
マンガで前置詞を勉強できる本です。
「前置詞の勉強をしたいけど、普通の参考書は難しそう・・・」って方はこちらの本がよいかと思います。
あと著者がネイティブなので、ネイティブ視点から前置詞を学べるのが良いですね。
Kindle Unlimitedとは?
簡単に説明すると、『月に980円払って、本、マンガ、雑誌を読みたいだけ読めるサービス』です。
英語学習に役立つ参考書も読み放題の対象になっているので、英語を勉強している方にもおすすめです!
まとめ
今回は、押さえておきたい前置詞12個を一覧でご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
一度にすべての前置詞を覚えるのは大変ですよね。
この記事をブックマークして、1日1つの前置詞を覚えていきましょう!
それぞれの詳細記事で詳しく学習することができますよ。
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