間違いではないけど、「~の上に」と訳せない用法もあるんだよ。
この記事で説明していくね。
今日は前置詞「over」のコアイメージや使い方を解説していきます!
「over」=「~の上」「~以上」
となんとなく覚えている方も多いのではないでしょうか?
「over」と「above」はどういった違いがあるか分かりますか?
「above」も「~の上に」という意味でしたよね。
この辺りが曖昧になっている方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。
それでは、始めましょう!
Contents
前置詞「over」のコアイメージ・意味
前置詞「over」のコアイメージ
上記の絵では、●が覆われていますね。
これが「over」のコアイメージです。
前置詞「over」の意味
前置詞「over」の主な意味は以下のとおりです。
- ~超えて
- ~を乗り越える
- ~以上
- ~の間
「~上に」と訳せない「over」
以下の例文はどういう意味だと思いますか?
Let’s talk about it over coffee.
ポイントは「over」のコアイメージ「覆う」です。
コーヒーでも飲みながら話しましょう。
先ほど見たコアイメージの絵と似ていますよね。
ほかの例文も見てみましょう。
この書類に目を通してくれますか?
私のバッグ見といてくれる?
「越える」の「over」
「over」には「越える」というニュアンスもありますよ。
以下の絵は、●を飛び越えているイメージです。
猫は壁を飛び越えた。
私たちは橋を歩いて渡りました。
飛行機は日本の上空を飛んでいる。
「乗り越える」の「over」
「over」には「越える」というイメージから「乗り越える」「克服する」といったニュアンスもありますよ。
風邪が治った。
彼はまだ彼女に未練がある。
「数」の「over」
「over」は「数」と一緒に使われることも多いですよ。
I’ve been to Hawaii over 20 times.
ハワイに20回以上行ったことあるよ。
I have been studying English for over 10 years.
私は10年以上英語を勉強しています。
「期間」の「over」
次は、「期間」の「over」です。
週末はキャンプに行きました。
夏の間は、ニューヨークにいました。
「over」と「above」の違い
「over」と「above」は似ていますが、使い分ける必要があるんです。
ポイントは「接触」です。
以下を覚えましょう。
接触なし=「above」
接触あり・なし=「over」
以下の例文を使って説明しますね。
私は彼女に毛布をかけてあげた。
I put a blanket above her.
毛布が彼女に接触しているので、「above」は使えません。
「above」はいつ使うの?
「above」にはこんな特徴があります。
- 接触がない
- 覆っているイメージがない
- 単純に「上下」の「上」を示す
以下、「above」の例文です。
The restroom is on the floor above.
お手洗いは上の階にあります。
There is a mirror above the sink.
洗面台の上に鏡があります。
There’s always somebody above you.
上には上がいる。
これが above の特徴だよ!
まとめ|「over」のコアイメージ =「覆う」
今回は前置詞の「over」のコアイメージ、意味、使い方を説明しました。
前置詞「over」のコアイメージは「覆う」でしたね。
「over」=「~の上」と、なんとなく覚えていた人も、この記事を読んで「over」の使い方やコアイメージを理解できたのではないでしょうか。
「over」と「above」の違いもあわせて覚えておきましょうね。
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