ということで、【前置詞徹底解説シリーズ】第10弾の今回は「of」を解説していきます。
前置詞「of」は「~の」という意味が有名ですが、それ以外にも使い方があるんです。
なるべく分かりやすく解説していきますね。
それでは、始めましょう!
Contents
前置詞「of」のコアイメージ・意味
前置詞「of」のコアイメージ
前置詞「of」のコアイメージは「一部」です。
以下は「パズル(Puzzle)」の絵です。
A piece of the puzzle.
パズルのピース
となります。
なるべくこのコアイメージに関連付けて解説していきますね。
前置詞「of」の意味
前置詞「of」の意味・用法は以下のとおりです。
- 「~の」
- 「~のなかで」
- 「量のof」
- 「材料のof」
- 「性格のof」
「一部 of 全体」の「of」
冒頭で説明した通り、「of」を使って「一部」を表すことができます。
公式で表すとこんな感じです。
「一部 of 全体」
絵で表すとこんな感じです。
山の頂点
「一部 of 全体」
Top of the mountain
「頂点」は山の「一部」ですよね。
東京オリンピックは2021年の夏に行われるだろう。
「一部 of 全体」
summer of 2021
「夏」は「2021年」の「一部」ですね。
もう一つ例を挙げましょう。
彼は野球チームの一員です。
「一部 of 全体」
a member of the baseball team
間違えやすい「of」と「to」
「of」=「~の」とだけ覚えていると、ミスることもありますよ。
ドアの鍵
Key of the door
Key to the door
「の」につられて、「Key of the door」と言ってしまいがちですが、「Key to the door」が正解です。
「of」のコアイメージは「一部」と説明しましたね。
「一部 of 全体」≠ key of the door
「Key to the door」の「to」は「対応する」という意味です。
「ドアに対応する鍵」と考えるといいですね。
「of」 と「’s」の違い
「映画のタイトル」って英語でなんて言うと思いますか?
「the title of the movie」でしょうか?
それとも「the movie’s title」でしょうか?
’s
「’s」は人や動物に使います。
Olivia’s car
オリビアの車
dog’s tail
犬のしっぽ
「誰々の○○」と言いたい時は「誰々’s ○○」ですね。
of
「of」は人・動物以外に使います。
the title of the book
本のタイトル
the smell of gasoline
ガソリンのにおい
ということは、「映画のタイトル」を英語で言うと?
「範囲」の「of」
「一部 of 全体」から派生して「○○ of 範囲」と捉えることもできますよ。
動物の中で犬が一番好き。
この文章を2つに分けてみましょう。
I like dogs the best
私は犬が一番好きです
of all animals.
動物という範囲の中で
I like dogs the best of all animals.
動物の中で犬が一番好き。
となるわけですね。
以前、以下のツイートをしました。
「範囲」の「of」が使われていますよ。
「よりによって」を英語で
Of all ~
Why today of all days?
よりによってなんで今日なの?Why did you choose me of all people?
よりによってなんで私を選んだの?Why did you choose Adachi Ward for a holiday of all places?
よりによってなんで足立区で観光しようと思ったの?— さかちゃん| TOEICコーチ (@SakachanEnglish) April 12, 2020
一文抜粋してみましょう。
Why did you choose me of all people?
よりによってなんで私を選んだの?
この文章も2つに分けますよ。
Why did you choose me
なぜ私を選んだの
of all people
すべての人の中で
「量」の「of」
「of」は「量」を表すこともできますよ。
「数 of ○○」
a glass of water
一杯の水
hundreds of books
何百冊もの本
a lot of doughnuts
たくさんのドーナツ
most of my friends
友達の多く
「材料」の「of」
「材料」の「of」です。
この机は木でできています。
「of」のコアイメージは「一部」と説明しました。
This desk is made of wood.
木の一部を利用して机が作られた。
その他の例文も見てみましょう。
The shirt is made of silk.
このシャツはシルクでできています。
My wallet is made of leather.
私の財布は皮でできています。
「性格」の「of」
「of」は性格を表す単語と一緒に使われます。
It’s kind of you to do that.
そんなことしてくれるなんて親切ね。
It’s sweet of you to help me.
手伝ってくれるなんて、あなた優しいのね。
It was stupid of you to do such a thing.
そんなことするなんて馬鹿だな。
まとめ
今回は前置詞「of」のコアイメージ・意味・使い方を紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
「of」は簡単そうで、奥が深いですね。
理解できなかったところは、何度も読み返して復習してみてくださいね。
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