前置詞

前置詞「to」の意味と使い方を解説【コアイメージを捉えよう】

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・前置詞「to」の使い方が分からない!

・前置詞「to」のコアイメージって何?

こんな悩みを解消します!

 

こんにちは、さかちゃん(@SakachanEnglish)です。

前置詞って種類がいっぱいあるし、いつどれを使えばいいのか分からなくなりますよね。

そんな前置詞を分かりやすく解説していくのが前置詞徹底解説シリーズです。

第7弾の今回は「to」です。

「to」の意味・使い方・コアイメージっを誰でも分かるように、丁寧に解説していきますね。

それでは、始めましょう!

前置詞「to」のコアイメージ・意味

前置詞「to」のコアイメージ

前置詞「to」のコアイメージは「対象に到着する・対象と向き合う」です。

からスタートして□に到着する様子」

と□が向き合っている様子」

これだけ聞いてもちょっと意味が分からないですよね。

あとで、具体例を出して説明していきます。

まずは、「to」の主な意味を確認しましょう。

前置詞「to」の意味

前置詞「to」の主な意味は以下のとおりです。

  • 「~へ向かって」
  • 「~まで」
  • 「~と向き合って」
  • 「~にとって」
  • 「~と対比して」

到着の「to」

到着地

最も基本的な「to」の使い方です。

以下の絵をご覧ください。

to」は彼が向かっている到着地点「公園」を示しています。


He is heading to the park.
彼は公園に向かっています。

以下の例文も「to + 到着地」の例文です。

I’m going to the gym.
ジムに行ってきます。

I’m off to work.
仕事に行ってきます。

以下の例文では「」に焦点を当てましょう。


I gave the book to him.
私は彼に本をあげました。

to」は「」の到着地である「」を示していますね。

「go to」と「go toward」の違い

次に、「to」と「toward」の違いについて、考えていきましょう。

to」と「toward」のコアイメージは以下のとおりです。

to」=「対象に到着する

toward」=「対象を示す

非常に似ていますが、「toward」は対象を示すのみで、対象に到着しているかどうかは不明です。

例文を見ていきましょう。

to

I took a bus to Akihabara.
私はバスで秋葉原に行きました。

「to」=「対象に到着する」なので、

バスに乗って秋葉原までたどり着いたことが分かります。

toward

I took a bus toward Akihabara.
私は秋葉原方面のバスに乗りました。

「toward」=「対象を示す」なので、

秋葉原方面のバスに乗ったことは分かりますが、秋葉原で下車したかどうかは不明です。

範囲

to」は範囲を表すこともできます。

The number of employees has increased to 300.
従業員数は300人に増加した。

to」が示す到達地点は「300人」です。

to」が「from」とセットで使用される場合、
from」がスタート地点、「to」が到着地点と考えるといいですね。

He works from Monday to Friday.
彼は月曜日から金曜日まで働きます。

The store is open from 9 to 6.
お店は9時から6時まで開いています。

次に、「to」と「by」の違いを考えてみましょう。

「to」と「by」の違い

以下の例文では「to」と「by」が使われています。

どういった違いがあるでしょうか。

①The number of employees has increased to 300.
従業員数は300人に増加した。

②The number of employees has increased by 300.
従業員数が300人増えた。

上記2つの英文は非常に似ていますが、意味が異なります。

to

The number of employees has increased to 300. 

何人増えたかは不明ですが、従業員数が300人に増えたことは分かります。

「to」のあとには何人に増えたかが入る

by

②The number of employees has increased by 300.

300人増えたということは分かりますが、何人に増えたかは不明です。

「by」のあとには増えた人数が入る

感情

以下のフレーズは僕がカナダのレストランで働いていた時に、同僚が口にしたフレーズです。

I’m bored to death.
暇すぎて死にそう。

その日は、雨が降っていてとても暇だったのです。

「死にそうな状態」になってしまうぐらい暇だということですね。

以下のフレーズも一緒に覚えておきましょう。

To my surprise,
驚いたことに

To my joy,
うれしいことに

To my disappointment,
がっかりしたことに

向き合うの「to」

冒頭で「to」のコアイメージは「対象に到着する・対象と向き合う」と説明しましたね。

この章では、「to」の「対象に向き合う」というコアイメージを解説していきます。

向き合って

以下の絵では「to」を挟んで、顔と顔が向き合っているのが分かりますね。

I want to talk with you face to face.
あなたと直接話したいです。

これが「to」の「向き合う」というコアイメージです。

I have back to back meetings today.
今日は立て続けに会議があります。

back to back」は「背中合わせ」という意味です。

「back to back meetings」

=「会議と会議が背中合わせ」

=「立て続けに会議がある」

~に対応する

以下の「to」は「of」と間違えやすい「to」です。

Answer to the question
質問の答え

日本語の「」につられて、「Answer of the question」と「of」を使いがちですが、「to」が正解です。

Key to the safe
金庫の鍵

これも「Key of the safe」ではなく、「Key to the safe」が正解です。

質問に対する答え」「金庫に対応する鍵」と考えると分かりやすいですね。

対比

to」は「向き合う」というイメージから派生して、「対比」を表すこともできますよ。

I prefer coffee to tea. 
私はコーヒーより紅茶が好きです。

上記の例文では「コーヒー」と「紅茶」を対比させていますね。

「prefer A to B」=「A より B が好き」

Swallows beat Dragons by 4 to 2.
スワローズがドラゴンズに4対2で勝った。

上記の例文では、スコアを対比させています。

まとめ

今回は前置詞「to」のコアイメージ、意味、使い方を詳しく解説しました。

いかがでしたでしょうか。

しっかりコアイメージを理解して、前置詞「to」をマスターしましょう。

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