・冠詞の使い方が分からない…
・冠詞の使い分けができない…
・「a」と「the」ってどう違うの?
こういったお悩みを解決していきます!
こんにちは、さかちゃん(@SakachanEnglish)です。
日本語には冠詞という概念がないため、多くの日本人が冠詞の習得に苦しんでいます。
しかし、使い方やルールを覚えれば、そんなに難しくないんですよ!
この記事では、冠詞の使い方や使い分けについて分かりやすく解説していきます。
それでは始めましょう!
Contents
冠詞とは?
例えば、
a dog
the pen
an apple
初登場の名詞 ⇒「a」「an」
特定の名詞 ⇒「the」
よく分からないと思うので、具体例で説明しますね。
A:I watched a movie today.
今日、映画を見たんだ。
B:How was the movie?
その映画おもしろかった?
1つめの movie はこの会話では初登場なので、a movie となります。
2つめの movie は「Aさんが見たその映画」という特定の映画なので、the movie です。
もう1つ例を見てみましょう!
A:I bought an apple yesterday.
昨日、リンゴを買ったんだ。
B:How much was the apple ?
そのリンゴはいくらだったの?
1つ目の apple はこの会話で初登場なので、an apple です。
2つ目の apple は「Aさんが買ったそのリンゴ」という特定のリンゴなので、the apple です。
次に、それぞれの冠詞の使い方を詳しく説明していきますね。
冠詞「the」の使い方
まずは、冠詞「the」の使い方について説明していきます。
繰り返しになりますが、「the」は特定の名詞に使われます。
「the」は「あの○○」「その○○」です。
the pen
あのペン、そのペン
the cat
あのネコ、そのネコ
the window
あの窓、その窓
上記を踏まえて、
どういったシチュエーションで「the」が使われるのか見ていきましょう。
シチュエーション①
A:I bought a shirt.
今日シャツを買ったんだ。
B:Where did you buy the shirt?
そのシャツ、どこで買ったの?
the shirt = Aさんが買ったそのシャツ
シチュエーション②
A:こないだ私があげたペンどこにあるの?
Where is the pen that I gave you?
B:実はそのペンなんだけど、なくしちゃったんだ。
Actually, I lost the pen.
the pen = AさんがBさんにあげたペン
A:こないだ私があげたあのペンどこにあるの?
Where is the pen that I gave you?
「あの」「その」というニュアンスがあると、初登場でも「the」が付きます。
例えば、
A:I read the book you gave me.
あなたが私にくれたあの本を読んだよ。
B:How did you like it?
どうだった?
この book も初登場ですが、「あなたがくれたあの本」という特定の本なので、the book となります。
たぶんここまで読んで、「やっぱり冠詞分からねー!」となっている人もいると思いますが、読み進めていくと理解が深まっていくと思います。
ちょっと我慢して読み進めてみてくださいね。
冠詞「a」の使い方
次に、前置詞「a」の使い方を説明していきます。
「a」には「あの」「その」といったニュアンスはありません。
「a」は以下のようなイメージです。
a movie
一本の映画、映画というもの、特定されていない映画
a pen
一本のペン、ペンというもの、そのへんにあるペン
どういったシチュエーションで「a」が使われるのか見てみましょう。
シチュエーション①
A:What did you do last night?
昨日の夜なにしてたの?
B:I watched a movie.
映画を1本見たよ。
「あの映画」「その映画」といったニュアンスはないですよね。
ネットフリックスに入っている映画のうちの1本といった感じです。
シチュエーション②
【電話にて】
A:Could I leave a message?
伝言残していいですか?
B:I need a pen and paper.
ペンとメモ用紙が必要だ。
「あのペン」「そのペン」といったニュアンスはないですよね。
特定のペンではなく、そこらへんにある1本のペンといった感じです。
冠詞「an」の使い方
冠詞「an」の使い方は「a」の使い方と基本的に同じです。
母音の音で始まる名詞には「an」を使います。
母音= a i u e o
例
- an apple
- an orange
- an old house
- an honest person
注意しないといけないのが、「母音で始まる単語」ではなく「母音の音で始まる単語」という点です。
例えば、
hour は「アワー」と発音されるので、母音の音で始まる単語です。
なので、a hour ではなく、an hour となります。
18歳の女の子
①a 18-year-old girl
②an 18-year-old girl
正解は②です。
18-year-old girl
エイティーンイヤーオールドガール
母音の音から始まっていますよね。
以下はどうでしょう?
大学生
①a university student
②an university student
正解は①です。
university student
ユニバーシティースチューデント
母音の音で始まっていないですよね。
冠詞「a」「an」「the」の使い分け
次に、冠詞「a」「an」「the」の使い分けについて、説明していきます。
と言っても、今まで説明した内容を繰り返すだけです。
復習ですね。
「the book」と「a book」の違いを考えましょう。
the book
特定の本、あの本、その本
a book
本1冊、そのへんにある本、本というもの
上記を頭に入れて、以下2つの文章を比べてみましょう。
①Let’s read the book.
②Let’s read a book.
両方とも「本を読もう」ですね。
①と②がどんなシチュエーションで使われるのか考えていきますよ。
①Let’s read the book
母:I bought a book for you.
本を買ってきたわよ。
娘:Let’s read the book.
その本を読みましょ。
the book = お母さんが買ってきたその本
②Let’s read a book
娘:I’m bored.
暇だよ~。
母:Let’s read a book then.
じゃあ本でも読もうか。
a book = 「その本」「あの本」というニュアンスはありません。本棚に入っている1冊といった感じ。
次は、ちょっと視点を変えてみましょう。
問題です。
以下の( )にはどんな冠詞が入るでしょう?
I bought ( ) orange today. ( ) orange was delicious.
今日、私はオレンジを買いました。そのオレンジは美味しかったです。
【答え】
I bought (an) orange today. (The) orange was delicious.
【解説】
an orange は「あのオレンジ」「そのオレンジ」という感じではなく、スーパーの売り場に並んでいるオレンジの1つという感じです。
the orange は「私がスーパーで買ったそのオレンジ」です。
間違えやすい冠詞の表現
間違えやすい冠詞の表現をいくつかまとめてみました。
Do you have time?
お時間ありますか?
Do you have the time?
今何時ですか?
I ate a cake.
ケーキを1ホール食べた。
I ate a piece of cake.
ケーキを1切れ食べた。
Please give me paper.
紙をください。
Please give me a paper.
新聞をください。
【冠詞】おすすめの参考書2選
冠詞を学習するのにおすすめの参考書を2冊ご紹介します。
ネイティブはこう使う! マンガでわかる冠詞
この本はめちゃくちゃ勉強になりました。
読んでいて「へ~!そうなんだ!」の連続でした。
自分で言うのもなんですが、まあまあ英語が得意な僕でも知らないような内容が盛りだくさんです。
マンガになっているので、英語初級者の方も楽しみながら読めると思いますよ。
冠詞を楽しく勉強したい方におすすめです。
ちなみにこの本は、 アマゾンの Kindle Unlimited
3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる~ネイティブ精選192問
この本は練習問題を解きながら読み進めていく感じの本です。
なので、まずは上記の本(ネイティブはこう使う!マンガでわかる冠詞)を読んで冠詞について基礎知識をつけた後に、腕試しとしてこの本を読むと効率的に冠詞が学べると思います。
やっぱり実際に自分で問題を解くと、知識が定着しやすいですよ。
僕は練習問題が楽しくてサクッと読んでしまいました。
ちなみにこの本も、アマゾンの Kindle Unlimited
Kindle Unlimited
- Kindle Unlimitedとは?
簡単に説明すると、『月に980円払って、本、マンガ、雑誌を読みたいだけ読めるサービス』です。
僕も愛用していますが、月に1冊読むだけで元が取れるので、登録しておいて損はないですよ。
最初の30日間は無料なので、無料期間中に読みたい本を読みまくるのもいいかもです。
まとめ
冠詞「a」「an」「the」の違い、使い方、使い分けを説明しました。
いかがでしたでしょうか。
冠詞はある程度「慣れ」が必要だと思います。
この記事で冠詞のルールは把握できたと思うので、繰り返し英語を聴いたり、読んだりして、冠詞に対する理解を深めていきましょう。
それでは!
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