・現在完了形の使い方が分からない。
・学校で現在完了形を習ったけど、全然理解できなかった。
・現在完了形と過去形の違いって何?
こういった悩みを解消していきます!
皆さん、現在完了形ちゃんと理解できていますか?
学校で習ったけど難しくて挫折した…なんて人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在完了形が苦手な人でも理解できるように、なるべくかみ砕いて解説していきます!
記事の後半では現在完了形と過去形の違いについても触れていきますよ。
それでは、始めましょう!
Contents
英語の現在完了形とは?
まずは現在完了形の概要をサクッと解説します!
現在完了形の作り方
現在完了形は以下のように作ります。
have + 過去分詞
以下、現在完了形の例文です。
I have watched the movie.
私はその映画を見たことがあります。
過去分詞とは、以下の表の3つ目のやつです。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
see | saw | seen |
eat | ate | eaten |
speak | spoke | spoken |
現在完了形はいつ使う?
現在完了形は、過去から現在までの話をする時に使います。
日本語にはない感覚なので、ちょっと難しいんですよね。
次の章で具体例を上げながら詳しく解説していきます!
英語の現在完了形の用法
以下、2つの用法を覚えましょう!
- 過去の出来事が現在も続いている
- 過去の出来事が現在に影響を与える
これだけ聞いても意味不明だと思うので、ひとつずつ解説していきますね!
現在完了形の用法①:過去の出来事が現在も続いている
まず1つ目の「過去の出来事が現在も続いている」から説明していきます。
まずはシンプルな例文から見ていきましょう。
I have been busy.
最近、忙しいです。
過去の出来事 ⇒ 忙しくなった
その状態が今も続いているということは、今現在忙しいということです。
過去のある時に忙しくなって、その時から今までずっと忙しいということなので、「最近忙しい」という意味になります。
I was busy.
私は忙しかった
とは違うのが分かりますか?
「I was busy」は過去形なので、今の状態には言及していません。
今忙しいのかどうかは不明なのです。
どんどん見ていきましょう。
I have lived here for 8 years.
私はここに8年間住んでいます。
過去の出来事 ⇒ ここに住み始めた
その出来事が今も続いているということは、現在もここに住んでいるということですね。
「for」はどのぐらいの期間、過去の出来事が続いているかを示しています。
上記の例では、「ここに住んでいる状態」が8年間続いている、ということです。
もうひとつ例を見てみましょう。
I have known him since 2011.
私と彼は2011年からの付き合いだ。
過去(2011年)に起こった出来事 ⇒ 彼を知った
その出来事が今も続いているということは、現在も彼のことを知っているということですね。
「since」は過去の出来事がいつ起こったのかを示しています。
上記の例では2011年に「彼を知った」という出来事が起きています。
その状態が現在も続いているので、「2011年からの付き合いだ」となるわけです。
もうひとつ例をあげます。
I have never been to America.
アメリカに行ったことがない。
過去(生まれた時)から現在までに起こった出来事 ⇒ アメリカに行ったことがない
その状態が今も続いているということは、アメリカに一度も行ったことがないということですね。
いかがでしょうか。
I have been busy.
I have lived here for 8 years.
I’ve known him since 2011.
I’ve never been to America.
現在完了形の用法②:過去の出来事が現在に影響を与える
次に2つ目の「過去の出来事が現在に影響を与える」を説明していきます。
例えば、「お昼ご飯食べに行かない?」に対して、現在完了形を使って返すことができます。
I have already eaten lunch.
もうお昼ご飯食べちゃったんだ。
これは「もうすでに、お昼ご飯を食べたので、お腹いっぱいです。」ということを表しているんです。
過去の出来事(ランチを食べた)が現在に影響(お腹いっぱいでもう食べれない)を及ぼしていますよね。
以下、もうひとつ例をあげます。
「宿題終わったの?」に対して、現在完了形を使って返すことができます。
I have finished homework.
宿題ならもう終わってるよ。
これは、「もう宿題を終わらせたので、ゲームやったり、マンガ読んだりしてるんだ」といったニュアンスですね。
過去の出来事(宿題を終わらせた)が、現在に影響(宿題を終わらせたから他のことをやっている)を及ぼしていますよね。
上記のルールを頭に入れた上で英語にたくさん触れていけば、必ず慣れてきますよ。
現在完了形と過去形の違い
現在完了形と過去形の違いを解説していきますね!
以下2つの文をご覧ください。
- I’ve wanted to go to Brazil.
- I wanted to go to Brazil.
①I’ve wanted to go to Brazil.
現在完了形の文ですね。
現在完了形は「過去の出来事が現在も続いている」と説明しましたよね。
過去に「ブラジルに行きたい」と思い、その状態が続いているので、今現在もブラジルに行きたいということなんです。
なので、日本語訳としては「ずっとブラジルに行きたいと思ってるんですよね」となります。
②I wanted to go to Brazil.
過去形の文章ですね。
過去形は過去の出来事を伝えるだけです。今の状態とは関係ありません。
なので、②の文章は過去のある時点で、「ブラジルに行きたかった」ということを伝えているだけです。
今現在もブラジルに行きたいかどうかは不明です。
もうひとつ例を見てみましょう。
①I have lost my wallet.
②I lost my wallet.
①I have lost my wallet.
現在完了形の文章ですね。
繰り返しになりますが、現在完了形は「過去の出来事が現在も続いている」でしたよね。
過去に「財布をなくし」、その状態が現在まで続いているということは、今現在も財布が見つかっていない、ということですね。
何度も言いますが、過去の出来事が現在も続いているのが現在完了形です。
②I lost my wallet.
過去形の文章です。
「過去形は過去の出来事を伝えるだけ。今の状態とは関係ない。」
でしたよね。
「I lost my wallet」は、「過去に財布をなくした」という事実を伝えているだけです。
今現在「財布をなくしている状態」かどうかは分かりません。
まとめ
今回は、「現在完了形の使い方」と「現在完了形と過去形の違い」について解説しました。
いかがでしたでしょうか。
今後、英語を聞くときや、話すときは現在完了形に注目してみてください。
どんどん理解が深まるはずです!
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