事足りるを意味する「do」
○○ will do = ○○で事足りる
僕がカナダのレストランで働いていた時の話をします。同僚がお花に水やりをするために「じょうろ」を探していました。
同僚:じょうろ見なかった?
僕:バケツならあるよ。
同僚:That’ll do.
That’ll do.
それでいいよ。
このシチュエーションで、「That」は「バケツ」を指しています。水やりするだけなら「バケツ」があれば事足りるから「バケツでいいよ」ということですね。
その他の例を見てみましょう。
A: What do you want to drink?
何飲みたい?
B: Water will do.
水でいいよ。
A: Which would you like, coffee or tea?
コーヒーか紅茶どっちがいい?
B: Either will do.
どっちでもいいよ。
家事に使える「do」
「do」を使って様々な家事を表すこともできます。
いくつか例文を見てみましょう。
I’ll do the dishes.
僕が皿を洗うよ。
I need to do the vacuuming.
掃除機かけないと。
I did some cleaning yesterday.
昨日は掃除をしました。
Did you do the laundry today?
今日、洗濯した?
注文時に使える「do」
僕がカナダのレストランで働いていた時、下記のフレーズをよく耳にしました。
I’ll do ○○.
○○を下さい。
注文する時の定番フレーズとして、Can I get ○○? や I’ll have ○○ がありますが、I’ll do ○○と注文するお客さんも結構いました。
さらっと言えたらかっこいいので、僕もレストランで注文する時はこのフレーズを使っています。
いくつか例文を見てみましょう。
店員さん: What can I get for you?
何にいたしましょうか?
お客さん: I’ll do the fish and chips.
フィッシュアンドチップスを下さい。
A: What are you getting?
何にするの?
B: I think I’ll do the fish tacos.
フィッシュタコスにしようかな。
強調を意味する「do」
動詞の前に「do」を置くことによって、動詞を強調することができます。
例文を見てみましょう。
A: So you don’t like sushi.
じゃあ寿司は好きじゃないの?
B: I do like sushi.
いや、好きだよ。
上記の例では、「お寿司が好き」という事実を強調するために、動詞「like」の前に「do」が置かれています。
I do like sushi と I really like sushi の違いは?
I do like sushi = お寿司が好きという「事実」を強調している。(お寿司好きだよ)
I really like sushi = 「どれほどお寿司が好きか(程度)」を強調している。(お寿司めちゃくちゃ好きだよ)
さらに例文を見ていきましょう。
I do like him, but he is not my type.
彼のこと好きだよ。でもタイプではないのよね。
この文章では、「彼のことがめちゃくちゃ好き」と言っているのではなく、「彼のことが好きだ」という事実を強調しています。
A: He didn’t come to the party, right?
彼はパーティーに来なかったんだよね?
B: He did come to the party, but he left early.
いや、来たよ。来たけど早く帰ったんだ。
過去形の時は「do」の代りに「did」を使います。
ここで気を付けないといけないポイントは、「did」の後には「動詞の原形」が続くことです。
:He did came to the party.
:He did come to the party.
まとめ|「do」の意味と使い方
「do」の意外な意味と使い方を解説してみました。
いかがでしたでしょうか。
「do」=「簡単な単語」と思われがちですが、今回ご紹介した通り、「do」には色んな使い方があります。意外と奥が深いですよね。
是非この機会に「do」を使いこなせるようにして、表現の幅を広げていきましょう!
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