・TOEIC満点が欲しい!
・満点手前で足踏みしている!
・あと15点がなかなか取れない!
こんな声にお応えした記事になっています。
こんにちは、さかちゃん(@SakachanEnglish)です。
2020年の10月から2021年1月まで「TOEIC満点チャレンジ」に挑戦していました。
結果は以下のとおり、
- 2020年10月 975点
- 2020年12月 980点
- 2021年01月 990点
三度目の正直で念願の満点取得となりました。
TOEIC満点チャレンジ中の4カ月間、
「どうすればTOEIC満点が取れるか」
ということばかりを考えていました。
この記事では、僕が試行錯誤の末にたどり着いた「TOEIC満点を取るための勉強法」をシェアしていきます。
記事の後半では、使用した参考書もご紹介するので、ぜひ参考にしてください!
Contents
TOEIC満点の難易度
TOEIC満点の難易度は相当高いです。
TOEIC満点の人の割合は発表されていませんが、895点以上の点数を取る人の割合は約3%と発表されています。
それを考えると、
TOEIC満点を取れる人の割合:1%以下
でしょう。
そして、よくある質問が「英検1級とどっちが難しい?」というもの。
色んな意見があるかと思いますが、個人的には
TOEIC満点>>>>英検1級
といった感じで、TOEIC満点の方が断然難しいと思います。
TOEIC満点を取る意義
そんなに難しいTOEIC満点。果たして取る必要はあるのか。
世間的に見れば、必要はないでしょう。
普通の人からしたら、900超えれば十分です。
求人広告でも必須事項に「TOEIC満点」なんて書く会社はないですよね。
しかし、この記事を見ている人は一種の「TOEICマニア」で、どうしてもTOEIC満点が欲しい人なんだと思います。
- 単純に自己満足
- 友達に自慢したい
- 上司に認められたい
- 満点講師と名乗りたい
- 憧れの人に追いつきたい
- SNSで満点の写真をアップしたい
色んな理由があるでしょう。
いずれにせよ、やはり満点の称号は欲しいですよね。僕も憧れの満点が欲しいという一心で勉強に励みました。
あなたにとって「TOEIC満点=ゴール」なのであれば、TOEIC満点を取る意味は大いにあると思います。
TOEIC満点を取得するメリット
TOEIC満点を取るメリットは2つあると思います。
- 周りと差別化できる
- ブランディングできる
周りと差別化できる
TOEIC満点は相当レアです。
まず普段の生活の中で、周りにTOEIC満点の人なんていないですよね。
英語の超人が集まるTwitterでもさえ、TOEIC満点はそこまで多くありません。
履歴書に「TOEIC満点」と書けば、必ず採用担当者の目に留まります。
もちろんTOEIC満点を持っているからと言って、必ず採用されるということはないですが、大きなアドバンテージになることは間違いないですよね。
つまりTOEIC満点を取ると、強烈な印象を与えることができるので、圧倒的に他者と差別化することができるのです。
権威性が増す
このブログのタイトルも権威性を使っています。
「TOEIC990点を取った勉強法と参考書を満点ホルダーが徹底解説!」
TOEIC満点を取った人が書くことにより記事の価値が上がります。
もしタイトルが、
「TOEIC満点を掴み取るための勉強法!TOEIC950点の僕が徹底解説!」
だったら、説得力に欠けます。クリック率は大幅に下がるでしょう。
TOEIC満点はブランディング材料としても使えるのです。
TOEIC満点を取るためのマインドセット
TOEIC満点は絶対取れる
この記事を読んでいるあなたもTOEIC満点は必ず取れます。
「やっぱり自分には無理なのかな…」
「頭の良い人しか満点は取れないのかな…」
みたいなことを考えていませんか?
そんなことはないです。TOEICは頑張った分だけ結果が返ってきます。
- 地頭悪い
- 長期留学経験なし
- 中学時代は英語赤点
こんな僕でもTOEIC満点取れたということは、誰でも取れるということです。
努力さえすればTOEIC満点は達成できます。「自分にはできない」というマインドブロックは外しましょう!
TOEIC満点はテストとの相性も重要
TOEIC満点は、正直、テストとの相性もあるかなと思います。
同じ英語力でも場合によって満点が取れる時もあれば、取れない時もあります。
それを図解したのがこちら。
左図:TOEICテストが自分の英語力の範囲を超えている場合(テストとの相性悪い) ➪ 満点取れない
右図:TOEICテストが自分の英語力の範囲に収まっている場合(テストとの相性いい) ➪ 満点取れる
現在900点後半が取れているのであれば、何回か受けているうちに満点が取れる可能性は高いです。
自分の英語力の範囲を広げつつ、継続的に公開テストを受けてみましょう。
やらないことを決めて、TOEIC一点集中
TOEIC満点にチャレンジするときは、TOEICに全振りしましょう。
だらだらやっていると、
なかなか満点が取れない ➪ モチベーション下がる ➪ そのままフェードアウト
なんてことになりかねません。
「いつか満点取れたらいいなぁ♪」みたいなノリではなく、「いついつまでに必ず満点取る!」と腹をくくりましょう!
何かを獲得したいときは、何かを捨てる必要があります。
まずは「やらない事」を決めましょう。
- テレビ見ない
- YouTube見ない
- SNSはなるべく開かない
特にSNSは注意。時間が溶けます。
一度投稿すると、いいね付いたかな、コメント来てないかな、と気になってしまうもの。満点チャレンジ中は、SNSを封印するのがベストです。
不要なものは捨てて半年間TOEICに集中してみてください。そのあとに得られるリターンは大きいですよ!
TOEIC満点を取るための勉強法
前置きが長くなりましたが、ここからTOEIC満点を取るための勉強方法をシェアしていきます。
リスニングで満点を取る方法
満点手前で足踏みしている人の多くは、
「リスニングは満点取れるけど、リーディングで満点を逃す」
というパターンに当てはまるかと思います。
このパターンに当たる人は、この章はスキップして、リーディングの勉強法に移っていただいてOKです。
リスニングの勉強法は以下の3点。
- 発音ルールを理解する
- 高地トレーニング
- シャドーイング
ひとつずつ解説します!
発音ルールを理解する
模試を解いたときに、リスニング100問中10問以上落としてしまう人は、リスニングの基礎力が足りない可能性があります。
発音ルールを学びましょう!
遠回りに感じるかもしれませんが、
- リンキング
- リダクション
- フラッピング
など基本的な発音ルールを学ぶと、本質的なリスニング力が爆伸びします。英語がクリアに聞こえるようになりますよ。
発音を学ぶには、Mastering the American Accent がおすすめです。
この本を使って3カ月間、発音を勉強してみてください。
英語の聞こえ方がめちゃくちゃ鮮明になります。
高地トレーニング
僕は確実にリスニングで満点を獲得するために、徹底して「高地トレーニング」を行っていました。
高地トレーニングとは、本番より厳しい環境でトレーニングすることです。
以下のように負荷をかけて模試を解いていました。
- 先読みなし
- 速度1.5倍
- スピーカーで聞く
この条件で100問中98~100問正解できるようであれば、確実にリスニングは満点取れます。
こちらのスピーカーコスパ良くておすすめです↓
シャドーイング
さらに満点を確実なものにするには、シャドーイングもおすすめです。
僕はPodcast、洋画、海外ドラマなど、ネイティブ向けのコンテンツを使ってシャドーイングをしていました(今もしてます)。
映画「マイインターン」の全セリフ、最初から最後まで、完璧に言えるようになるまでシャドーイングしました。1つのセリフにつき、30~100回繰り返し練習したら、約2カ月かかりました。めちゃくちゃ大変だけど、これは確実に成長しますね。聞き流しでは気づけないところに気づける。
— さかちゃん| Sakablog 運営中 (@SakachanEnglish) November 20, 2020
これをやると、冗談抜きでリスニング力が爆伸びします。TOEICリスニング満点の先のレベルを目指すつもりで取り組みましょう!
リーディングで満点を取る方法
ここからがこの記事の本題ですね。どうやってリーディングで満点を獲得するのか。
リーディングの勉強法は以下の4点。
- 語彙・文法強化
- 考えながら読む練習
- 速読の練習
- 習うより慣れろ
ひとつずつ解説します!
語彙・文法強化
リーディング100問中、ミスできるのは1問のみ。1問ミスでも場合によっては満点になりません。
ケアレスミスも考慮すると、全問正解を狙うつもりで解いていく必要があります。
そのためには、
公開テストで出てくる単語・文法はすべて分かるレベル
に持っていくのが理想です。
語彙
語彙に関しては以下の3冊を完璧にしてください。
この3冊をやっておけば、満点を狙える語彙力が付きます。パート5の後半に出てくる難しい語彙問題もこの3冊で対応できます。
文法
この記事を読んでいる方は、基礎的な文法力をすでにお持ちだと思うので、文法書を今から読み込む必要はありません。
TOEICは、簡単な文章をいかに早く正確に読めるかを測るテストです。難しい文法は出題されません。
でる1000問を全部解いて、解答を読み込めばTOEICの文法は十分でしょう。
分からない問題を潰していくイメージです。
考えながら読む練習
TOEICリーディングでは、短い時間に大量の英文を読む必要があるので、読み急ぐ気持ちは分かります。
しかし、ただ文字を追っているだけだと内容が頭に入ってきません。
内容が頭に入っていないと、結局もう一度読むことになるので、余計時間がかかってしまいます。
内容を考えながら読めば、設問と本文を行ったり来たりすることがなくなるので、結果的に時間を節約できます。
例えばこんな感じです。カッコ内は心の声。
The annual event will be held on ….(このイベントは1年に1回開催なのね)
The worldwide company is going to …(世界中に展開している企業なのね)
The renovation will be completed on the last day of this month.(今月っていつ? ➪ メールの差出日時確認 ➪ なるほど、じゃあ○○月までにはリノベ完了ね)
こんなことを考えながら読むと、リテンション(記憶保持)しやすくなるので、本文と設問を行ったり来たりする回数が減り、速く解くことができます。
速読の練習
TOEICリーディングは時間との勝負。英文を素早く読む必要があります。
とはいえ、スキャニング、飛ばし読みは厳禁です。満点を狙うのであれば、本文、設問、選択肢、すべて読みましょう。
では、英文を速く読むためにはどうすればよいか。
精読 ➪ 音読
を繰り返しましょう!
まずは精読です。精読なしで速読はできません。
精読とは、「主語はどれ、動詞はどれ、など文法・構文を分析しながら読んでいく作業」です。精読をすると、英文を正しく読めるようになります。
精読が終わったら、音読をしましょう。
精読で分析した英文を何度も音読します。音読することにより、速く正確に英文を読めるようになってきます。
スポーツに例えると、
精読 = 正しいフォームを身に着ける
音読 = 正しいフォームで何度も素振り
です。
問題を1万問解く
この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら、上記で紹介したことをすでにやっているかもしれません。
それでも満点が取れていないのであれば、理由として考えられるのが「量不足」。
2カ月で1万問解いてみてください。1日につき166問です。
上記の図のとおり、1万問解くと、解けない問題がなくなってきます。
- 頻出単語
- 出題パターン
- 出題傾向
などが見えてくれるので、「はいはい、このパターンね」という問題が増えてきます。
本文を読んでいる段階で、「あっ、ここ出題されそう」と予想できるようになってきますよ。
TOEIC満点を取るための参考書
次に、TOEIC満点を取るための参考書をご紹介していきます!
単語
単語に関しては、上記で説明した通り、以下の3冊がおすすめです。
金のフレーズ
少なくとも金フレは完璧にしておきましょう。これを完璧にしないと満点は取れません。
黒のフレーズ
間違いの選択肢として出てくる難単語など、マニアックなところまでカバーしています。満点を狙うのであれば、押さえておきたい単語帳です。
キクタン990
本のタイトルどおり、990点を目指す人用の単語帳です。満点を取るためには、キクタン990も完璧にしときましょう。
文法
でる1000
1000問以上収録されています。一通り解いたら、解説を読み込んで人に説明できるぐらいにしておきましょう。
模試
公式問題集
公式問題集は必須です。最大のメリットは、本番と同じナレーターを使っている点。隙間時間に聞き流しして、ナレーターの癖に慣れておきましょう。
精選模試シリーズ
こちらも満点を狙う人におすすめの模試本です。本番より難しく作られているので、この模試で慣れておくと本番が簡単に感じられます。
まとめ|TOEIC満点を取るための勉強法と参考書
今回はTOEIC990点を取るための勉強法と参考書をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した勉強法をすでに実践されている方もいるかと思います。そういった方は自分を信じて勉強を続けてみてください。
近いうちにTOEIC満点を取ることができるはずです!
TOEIC学習中の皆さん、こんなお悩みないですか?
- 思うようにTOEICスコアが伸びない
- 何から手を付ければいいか分からない
- いつも3日坊主になってしまう
- 相談できる相手がほしい